#23 室内灯の話

 こんにちは。今回は特段何かの車両の話ではなく、鉄道模型に取り付ける室内灯について私の意見を述べたいと思います。

ーー目次ーーーーーーーー

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室内灯とは

 室内灯とはNゲージ等の鉄道模型車両の車内を点灯させより実車感を出すためのオプション装備であります。製品によっては標準装備のものもあります。

 

室内灯のメリット

 室内灯の最大のメリットは、おそらく「夜間運転で映える」ことではないでしょうか。最近の鉄道模型ではライト点灯も忠実に再現されていて、昨今の「インスタ映え」にもなる夜景を再現することができます。実際に見たことはありますが、暗いジオラマで夜間運転を行った場合、見る側がジオラマの細かい部分まで見ることはなくなるので、より本物っぽく見えるには確かです。
 寝台特急の客車に室内灯をつけて走らせてみてください、感動しますよ…

 

室内灯のデメリット

 デメリットは、なんといっても「導入費用が少々高め」であることです。メーカー純正品だと、以下のようになります。

TOMIX
 ・0733 室内照明ユニットLC(白色LED):968円

・KATO
 ・11-211 LED室内灯クリア:792円

 またポポンデッタから出しているエネルギーチャージャー付きの室内灯だと935円と、とにかく高め。下手したら別の車両を購入できちゃうんです。そうなると、後回しにされがちになるのも当然です。私の場合でも、可能な限りはTN化やナックル化を進める方が先決です。

 

室内灯装着率

 現段階では本格的な導入は行っておらず、試験的に短編成を中心に導入を進めています。

 2023/01/10現在、当車両センター所属の車両で室内灯を装備した車両は以下の通りです。

TOMIX キハ40-2000(TOMIX純正)

TOMIX スシ24(標準装備)

③KATO クモハ12鶴見線(ポポンデッタCタイプ)

 

使用実績のある室内灯

本項では、先述の3両について簡単な紹介をします。

 

TOMIX キハ40-2000(TOMIX純正)

 当車両センターで初めて室内灯を搭載した車両です。「室内灯とはどのようなものだろうか」を知るべく、同時期に親戚から譲渡されたtomixのキハ40-2000に装着。まずは、tomix純正品を使用しました。当車両センターの試運転線は常点灯に対応しておりませんので、効果を発揮することはできませんが、なかなか良いものであるということは不定期開催の運転会にて実証しています。

 

TOMIX スシ24(標準装備)

 こちらは標準装備車です。食堂車であるスシ24*1*2に設置されていた、テーブル上のライトが再現されています。芸が細かいですね。

 

③KATO クモハ12鶴見線(ポポンデッタCタイプ)

 こちらは最近*3に入選した車両です。
 以前に母校の文化祭で鉄道模型の展示を行った際、他の参加者が持参した車両*4に室内灯が装備されていて、走行中にチラつく場面を見かけていて、これでは微妙であると考えていましたが、最近はそれを解決するものが誕生していると知りました。それがこの動画。

【鉄道模型】Nゲージ 明るくてチラつかないポポンデッタのLED室内灯(エネルギーチャージャー付)を取り付けレビュー! 【SHIGEMON】 - YouTube

 SHIGEMONさんの動画です。この方の動画はかなり前から存じ上げていて、最近も好きでよく見ていますが、この動画は個人的にインパクトが大きかったです。

 

 「ち、チラつき防止だと…(脳内)」

 

 チラつき防止で「エネルギーチャージャー」がついているのが特徴です。まあ、コンデンサーですね。一時的な蓄電に用います。そうすることで、一時的な停電状態に陥っても問題なく点灯を続けることができます。これを知ってから試験的に使ってみたいと思い取付。(取付時のブログはコチラ。#15 クモハ12 ディテールアップ - 総合車両センターのブログ⊂( ・ω・)⊃

Re-Colorさんで走行した際も、全くチラつきはありませんでした。線路状態が良いからです。よくありがちなポイント通過時のチラつきもなく、素晴らしいです。

 

 

オススメの室内灯

現段階ではオススメする室内灯といえば、やはりポポンデッタ製のエネルギーチャージャー付室内灯です。少々割高ですが、チラつかないという大きなセールスポイントには抗えません。もうちょい安価だったらなあ…

 

今後の予定

 今後は、室内灯を自作する予定です。電球色LEDを用いて、旧形車両を中心に取り付けていきます。作りすぎたら頒布する予定です。

*1:お決まりのネタだが回転寿司ではない

*2:重量を表す “コホナオスマカ” の “ス” と、食堂車を示す “シ” に由来

*3:2022年下半期

*4:確かE233系東海道線だったような

#22 旧型客車入線

てってれてってってー。ああ、私はもう引き返せない境地に来てしまったのかもしれない。沼で泳いでます。今回は、蒸気機関車達に牽引してもらう旧型客車を購入したので紹介です。

 

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10-034。毎度お馴染み新宿IMONさんで購入。IMONさんはどの店に行っても接客がとても丁寧で製品にも詳しいので、安心して買い物をすることができます。


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パッケージ裏面です。牽引機関車の例として、C57、ED76、EF81、EF57、DF50が記載。EF81って実際に牽引してたのかなあ…?


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取説もありました


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単品販売のお知らせ。増結沼になってどうぞってことですね。


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対応室内灯等の説明。旧客に関しては、テープLEDを使用して自作の室内灯を組み込んでみたいと考えています。


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Assy表です。


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いざ開封。購入前にライトの点灯など確認をさせてくれるので、実際は2回目の開封です。マジでIMONさん神。


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テールライトが点灯する客車は24系北斗星以来です。


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C11と連結させてみました。


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やはりアーノルドカプラーだと感覚が広すぎますね…しかしTOMIX製と混結することが多いので、TNかナックルに統一するのが難しいのが現状です。

リアリティも重要ですが、貨物や客車列車で重要なのは連結難易度。長編成ほど簡単に増解結が行えた方が楽です。その点を考えると、台車マウントのTNカプラーはあまり向いていないんですよな。実際にコキにしようして思いました。ボディマウントだととても良いのですが、台車マウントだとカプラーバネが副作用でなかなか連結することができません…

しかしTNカプラーなら走行解放することはまずないので、安定性を求める方には特におすすめです。
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関スイ表記。どうやら昔の車両で活躍範囲が広い場合には架空の関スイ表記にするそうです。妻面には[埼玉工]。鶴ヶ島の工場のことですかね?


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スユニ60 35。

<Wikipedia>
鋼体化改造により製造された郵便荷物合造車で、1954年から1955年の間に67両が製造された。荷重は、郵便室4t・荷物室6tである。20両(201 - 218・301 - 302)は、北海道向け車として製作された。全車が車体強度の点で有利な魚腹台枠を備える車両を種車としている。台枠は301 - 302を除き、UF15形を改造したUF219形である。301 - 302は、オハニ25760形から流用した特殊魚腹台枠のUF16形を改造したUF220形である。
</Wikipedia>

車番横の白丸はなんだろう。横軽?

(後ほど調べたところ、“ Gマーク ”と呼ばれるもので、横軽*1対応の工事を行なった車両につけられたマークのようです。)


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オハ46 510。1956年に製造され、宮原区に配属。1979年に廃車となっています。


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スハ43 440。1951年〜55年の間に汽車製造東京支店により製造され、1987年に廃車となっています。


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オハフ45 17。詳細が載ったサイトが見つかりませんでした…


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C57とも連結させました。いいですねえ。カーブに差し掛かった時にチラ見する牽引機は最高にエモいです。

*1:信越本線横川〜軽井沢間にある碓氷峠のこと。最大勾配は66.7‰で、晩年は専用の補助機関車であるEF63形直流電気機関車を連結して運行されていた。現在は廃線

#21 C57のディテールアップ②

結局どうしようか迷いましたが、95号機にすることにしました。

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95号機。名古屋→金沢→富山→和田山→豊岡→人吉→宮崎→鹿児島。33号機にして晩年の総武本線…としても良いのですが、総武線系の車両が一切居ないのでこだわる必要がなかった…です。

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95号機。

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切り出しました。

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取り付け完了。より「貴婦人」感が出てきましたね。

 

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C11も出して並べてみました。取り出すたびにデフを損傷しそうで怖いです。精密すぎます。

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いいですね、クロガネ。今後前面のダミーカプラーをKATOカプラーに変更したり、客車の増備をする必要がありそうです。

#20 C57のディテールアップ①

例によって付属のナンバーの経歴調査をやっていきます

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33号機、46号機、95号機、97号機があります。

33号機

1937-12-29:日立製作所新製,米原区配置
1942-10:米原区→名古屋区
1944-09:名古屋区→金沢区(詳細時期不明)
1964-07-01:金沢区→金沢運転所*1
1964-09:金沢運転所→富山区*2
1965-10-16:富山区→新小岩*3

デフつらら落とし:https://ameblo.jp/c62niseko-demioyaji/entry-12589234162.html

1969-04-10:廃車

 

 

46号機

1938-03-18:川崎車輌兵庫新製 名古屋局名古屋区配置
1940-09-23:名古屋区→米原
1941-11:米原区→金沢区
1964-07-01:金沢区→金沢運転所*4
1964-09:金沢運転所→富山区*5
1965-10-01:富山区→豊岡区*6
1970-03-31:第1種休車*7
1972-03:この頃 豊岡区→会津若松運転区*8
1972-06-26:廃車(走行距離:約3,030,000km)

1972-07-27:整備のために長町機関区*9に回送(1563レ)福島第2機関区(電機区)へは有火で送られ構内試運転を実施
1972-08-02:鉄道100年・宮城県制100年・仙台放送開局10年記念の鉄道博覧会第2会場(仙台駅構内)にて8/27迄の期間展示(他にもC58365・D51892・C11351 美唄鉄道No.4 他EL等)
1973-01-18:福島駅から大型トレーラーにて市役所近くの児童文化センターに搬入して保存(敷地内に児童遊園地が併設)*10
2016-09-23:児童文化センター跡地に残る児童公園*11がリニューアル。外国資本による壁画作成に合わせてケレン処理を含む大掛かりな整備を実施*12。キャブ内も面目を一新し外観も非現実的な彩色がない美機となる。*13

 

33号機と46号機は一部期間に金沢区・富山区で一緒だったみたいですね。

 

 

95号機

1939-03-23:日立製作所新製 名古屋局名古屋区配置
1945-06-08:名古屋区→金沢区
1959-03-17:松任工場*14 ボイラーを新三菱重工製の新缶に交換
1964-07-01:金沢区→金沢運転所*15
1964-10-01:金沢運転所→富山区*16
1965-10-04:富山区→豊岡区和田山支区
1968-03:この頃 豊岡区和田山支区→豊岡区
1971-02:この頃 後藤工場*17 全検
1972-09-24:播但線*18無煙化*19記念SL三重連636レ・633レ(本機+C57113+C57156+PC)牽引 和田山-姫路
1972-11-02:豊岡区→人吉区*20
1973-10-03:人吉区→宮崎区*21
1974-04-25:宮崎区→鹿児島区*22
1975-01-29:第1種休車指定
1975-02-17:第2種休車指定
1975-03-31:廃車

1975-04-25:長崎県立総合運動公園にて保存
2014-06:現在,屋根付・柵付で定期的整備を受けつつ保存継続中

 

このカマも金沢区や富山区を経験していますね。整備をきちんと受けながら保存されているのは本当にうれしいことです。

 

 

97号機

1939-03-27:日立製作所新製 大阪局姫路区配置
1944-01-21:姫路区→名古屋区
1945-11-12:天皇陛下伊勢神宮神武天皇陵・伏見桃山陵ご参拝のお召列車牽引(浜松-名古屋間)
1945-11-15:天皇陛下伊勢神宮神武天皇陵・伏見桃山陵ご参拝のお召列車牽引(米原-浜松間)
1946-10-21:天皇陛下戦災復興視察中京方面巡幸お召列車牽引(浜松-岡崎間)
1946-10-22:天皇陛下戦災復興視察中京方面巡幸お召列車牽引(安城-名古屋間)
1946-10-26:天皇陛下戦災復興視察中京方面巡幸お召列車牽引(大垣-名古屋間)
1946-12:この頃 名古屋区→金沢区
1964-07-01:金沢区→金沢運転所*23
1964-10-11:金沢運転所→亀山区*24
1965-03-19:亀山区→豊岡区
1970-12-25:廃車

 

このカマに関してはお召列車の牽引実績がかなり多いですね。やっぱり金沢区は宿命なのか?

 

 

要約すると、

33号機:米原→名古屋→金沢→富山→新小岩→廃車

46号機:名古屋→米原→金沢→富山→豊岡→会津若松(書面上)→廃車→保存

95号機:名古屋→金沢→富山→和田山→豊岡→人吉→宮崎→鹿児島→廃車→保存

97号機:姫路→名古屋→金沢→亀山→豊岡→廃車

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年代表にするとこんな感じですね。1946/12~1964/09の間は、全カマが金沢区に所属していたことがわかります。その後に北陸本線の交流電化で富山に転属するor亀山に転属することになり、また日本各地へ散っていく…と思いきや、新小岩に飛ばされた33号機以外は豊岡区で再び集合しています(1968/03~1970/03)。また、95号機に関しては九州でさらに活躍しました。46号機はなぜか廃車前に会津若松へ転属しています。宮城のイベントで展示されるためなのか?福島の静態保存が決まっていたからか?とにかく不明です。

 

 

もう少し取り付けるナンバーは迷ってみようと思います。

【参考文献】

機関車データベース

*1:組織変更

*2:北陸本線金沢-富山操間交流電化による

*3:デフつららおとしステー(北陸地方在籍時は有用だったものと思われる)

*4:組織変更

*5:北陸本線金沢-富山操間交流電化による

*6:山陰本線豊岡駅構内

*7:

第1種休車:当面しよう予定がない車輌・使用頻度が低い車輌に対して30日~48か月で施工する休車のこと。

第2種休車:再利用の見込みがない車輌に対して施行する休車のこと。期間は限定されない。

いずれの休車も指定後に諸般の事情で解除されたり、休車指定を1種から2種に変えたりすることはあるが、2種から指定解除され再使用されることは殆どない

*8:保存用の事務手続き上だけの移動。実機時代汰福島駅で留置と思われる

*9:宮城県仙台市、現在のJR東北本線東仙台~岩切駅間の東仙台信号場に併設。現在は「JR貨物仙台総合鉄道部」

*10:今の経歴を見たところ福島には縁もゆかりもないカマなのになぜだろう…

*11:福島市児童公園。福島県福島市に所在

*12:東日本大震災以前から10年以上整備されておらず、鉄くず化が進行していた

*13:屋根をつけて風化を防ぐべきでは?との意見

*14:現在の金沢総合車両所

*15:組織変更

*16:北陸本線金沢-富山操間交流電化による

*17:現在の後藤総合車両所鳥取県米子市

*18:姫路駅と和田山駅を結ぶ路線

*19:言い換えればSL排除計画

*20:かつて存在した熊本県人吉市車両基地。現在もSL人吉で使用される車両やくま川鉄道の車庫が留置

*21:現在の宮崎車両センター

*22:鹿児島本線日豊本線指宿枕崎線の基地

*23:組織変更

*24:北陸本線金沢‐富山操間交流電化による

#19 C11 ディテールアップ②

今回もC11のディテールアップをやっていきます!(前回は調査しかしてないですが)

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C11の牽引能力ってどれくらいなんだろう…


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235号機を作るので、ナンバープレートを装着します。

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一気に雰囲気が増しますね!

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魂を吹き込んだ気分。続いては…

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スノープロウを装着します。

 

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①排障器とダミーカプラーを取り外します。

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②ダミーカプラーをスノープロウに取り付けます。

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③そのまま車体へGo!!接着剤不要ですが、少し緩く感じます。

 

残念ながらこのスノープロウは反対側に取り付けることができませんので、今回はこれで完成です。

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車体に対して少し大ぶりな気がする…けど貫禄あるというか、いいですね(語彙力)

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戦前の客車列車風…

次回はC57のディテールアップをやっていきます。

#18 C11 ディテールアップ①(調査編)

 

こんにちは。今回はC11のナンバープレート取り付け等を行なっていきます。

ーー目次ーーーーーーーー

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とりあえず取り出し

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ナンバープレート取り付け

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174号機、193号機、223号機、235号機…

よ、4種類…

しかもそれぞれの経歴や特徴を全く理解していないのです。では調べ上げましょう。

 

大前提(プロトタイプなど)

以下はKATO公式,Wikipedia等を参考にまとめ上げています

昭和15年~18年に製造された3次形*1がプロトタイプ*2

・昭和40年半ば以降に見られた形態を製品化
 ・LP42形前灯
 ・スポーク先輪・従輪
 ・ATS発電機装備
 ・増炭改造なし
 ・回転式火の粉止め*3なし
 ・バイパス弁点検窓なし
 ・CP排気管・マフラーは煙突後部に搭載

経歴調査

①174号機

 1940-07-27:川崎車輛製。大阪局 竜華(りゅうげ)区*4に配置
 1941-08-:竜華区→奈良区*5
1959-02-:奈良区→竜華区
1964-04-22:竜華区→福知山区*6
1969-05-19:後藤工場*7 全検
1971-04-22:福知山区→熊本区*8
1973-03-15:第1種休車指定
1973-08-10:廃車

…ざっくり言うと、大阪竜華→奈良→竜華→福知山→熊本→廃車という流れですね。関西地区で活躍したのち、熊本へ転属しそのまま廃車…という流れのようです。

 

②193号機

1940-09-19:川崎車輛製。門司局 西唐津*9配置
1941-10-24:西唐津区→鳥栖(とす)区*10
1942-11-17:鳥栖区→早岐(はいき)区*11
1946-09-10:佐世保線佐世保駅3番線を401レの前補機(本務機は28691)として発車した際に、駐留軍用7327レ(C5122)が停止信号を冒進し衝突転覆事故発生
1946-09-15:早岐駅構内にて28691と501列車運行中、信号冒進してきたC51222と衝突
1968-02-09:小倉工場 全検
1971-10-01:第1種休車指定
1971-12-06:廃車

…193号機はずっと九州で活躍していたようですね。2回も衝突事故を経験しているとは不運な車両…と感じます。やたら長崎方面に縁がある車両…ですね

 

③223号機

1941-08-14:日本車輛製。仙台局大湊区*12配置
1958-10-20:大湊区→大湊・大畑線管理所*13
1962-10-頃:大湊・大畑線管理所→青森区
1971-10-26:廃車

…223号機は東北で活躍していたようですね。特に青森。スノープロウでもついていそうですが…

 

④235号機

1942-10-01:日本車輛製。仙台局仙台区配置
1952-10-:両陛下東北三県(福島・宮城・山形)(第7回)国体行幸啓お召列車予備機(仙台駅で待機)
1963-10-01:仙台区→仙台運転所*14
1965-12-:仙台運転所→会津線管理所
1967-06-05:会津線管理所→会津若松運転区*15
1971-05-12:廃車

…223号機と同様、東北を中心に活躍していたようです。仙台周辺で活躍したのち、会津若松へ異動しています。

 

…簡単にまとめると、

174号機:大阪→奈良→福知山→熊本(西日本)

193号機:西唐津鳥栖早岐(九州)

223号機:大湊→青森(北東北)

235号機:仙台→会津若松南東北

ということになります。個人的には身近なエリアである235号機が良いような気がしますね。関西圏の車両はほぼ持ってないので、他と一緒に扱えるかどうかを考えれば、一番無難です。いや時期的に考えたら別にどのカマでも問題ないとかそういうコメントは不要です。

 

235号機の写真をネットで漁っていたところ、やはりスノープロウを取り付けていたことが判明。公式情報か不明ですが、KATOから発売されているC12に対応したスノープロウがC11にも取り付けることができるようなので、取り付けることにします。

*1:141~246が該当。貨物列車牽引に対応し、軸重浄化を図るべく水槽容量を増大したため側水槽の下端が運転室床面より低くなり、背部炭庫の上辺が水平に。重見式給水加熱装置は装備されていない

*2:1940年:141-200・215-226(72両)

1941年:201-208(8両)

1942年:209-214・227-238(18両)

1943年:239-246(※3次形のみ)(8両)

*3:蒸気機関車から出る火の粉の影響で沿線火災が発生することが多数あったため、その対策で設置が進んでいたらしい

*4:所属路線は関西本線久宝寺~八尾間に所在。構内は久宝寺駅の上り本線と下り本線との間に抱き込まれて広がっていた。大阪南部に貨物列車や客車の拠点となっていた。1986年には信号場に格下げ。1997年廃止済

*5:関西本線奈良線を中心に運用される車両が配置される車両基地関西本線平城山駅に隣接。2012年6月に研修部門が吹田総合車両所の奈良支所として分離、運転士のみが所属する乗務員区所へと変更

*6:福知山駅の西方1.5kmに設けられている

*7:鳥取県米子市に所在

*8:熊本駅構内にかつて存在

*9:JR九州唐津線の終着駅である西唐津駅に併設。

*10:かつて佐賀県鳥栖市にあった機関区。鳥栖駅に隣接。鹿児島本線長崎本線佐世保線久大本線筑豊本線の旅客・貨物を牽引する機関車を配置していた

*11:長崎県佐世保市早岐駅に隣接。長崎本線佐世保線大村線松浦線(現:松浦鉄道西九州線)の機関車・気動車が配置

*12:大湊にある大湊線の拠点として給炭・給水などの駐拍施設が設置

*13:組織変更

*14:組織統合

*15:組織統合

#17 C11,C57試運転

今回は前回に続き蒸気機関車の試運転を行いましたので報告します!

 

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まずは並べてみました


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SLのおしり


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逆転


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ポートレート機能で撮影笑


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ナンバープレートを入れたらもっとサマになるんだろう


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テンダー形もタンク形もそれぞれに良さがありますね


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C11に関しては混合列車も牽引させてみました
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良い買い物をした気がします。今後もよろしくお願いします